ギターの講師歴も15年を超えて、いろいろな生徒さんを見てきました。
当然ながら上達のスピードにはある程度個人差はあるのですが、はっきりと分かりきっていることが
あります。
今回は講師ならではの経験で裏話を・・・
ギター初心者必見アドバイス
先に答えを書いてしまいましょう。
「初心者に近ければ近いほど、練習量に比例して上達速度も速くなる」
と言うことです。
しかしながら、みんな忙しい中、そこまで本気に練習してこられる方はいません。
よく、大人の方が言うのが
「先生、私はセンスがないから全然上手にならないです・・・」
子供が言うのが
「て言うか、これ押さえるの無理!」
などなど・・・。
まず先にことわっておくと、大体どの講師も「生徒さんが家で楽器を触っているかということ」は聞かなくても把握しています。僕に至っては言いませんが、全く触っていない、レッスン前にちょっと弾いただけなども大体見破っております。怖いでしょう?笑
そして、子供の場合はなかなかやる気が伴っていない子もいるので(親御さんに勧められてなど)、言い訳は多いです(笑)
そんな時に私が言うのが「家でテレビを観るでしょ?コマーシャルの間だけでもいいから触ったら?」と提案します。
もっと具体的に言うと、「最低、一日5分ギターに触りなさい」。
ということです。
しかし、この「たかが5分」ですが、毎日の習慣にしろと言われると子供も大人もできないものです。
5分であれば、朝少し早起きして、家に帰宅してからでも確保できるのですが中々できないことです。
なので、こういうことを自発的に行っている方が最も早く上手になります。
これは講師経験から間違いなく言えることです!
なので、ギターを始めた頃の「練習量はあなたを裏切りません」!
ギターにおいて最も差が出やすいのは・・・
ある程度上達してくると、上達曲線が緩やかになり
「ここ1年、全く上手くなってない・・・」など悲観的になってくることがあると思います。
私も当初は何度もそう思い、くじけそうにもなりました。
ただ、そんな期間も全く無駄ではないとお伝えしておきましょう!
講師の目からすると、延びた部分はきちんとわかっています。
例えば、今までとれなかったリズムが弾けるようになってる、弾く時のグルーヴ(ノリみたいなもの)がよくなってたり、ドラムと合わせて一曲弾けるようになっているなどなど・・・。
ある程度上手になってくると「自分では気づきにくいのですが、プロの目から見ると伸びてることがほとんどです。」(全く練習してなければ伸びないでしょうが・・・)
ただ、上手くなるにつれ自分では見えにくいものなので、そこは知っておきましょう。
さて、サブタイトルの通り「最も差が出やすいのは・・・。」ということをみていきましょう。
ギターにおける「コードを押さえる、速弾きをする、指弾きをする・・・」
これらは全て練習すれば「基本誰でも」できるようになるものです!
出来なくて困っている人は「指の使い方(運指)が悪いか練習量が少ないだけです!!」
特に速弾きは難しいので短期間では誰しも出来ません。年単位でゆっくりと取り組んでいくのがいいと思います。
そこで一番差が出やすいな。と実感しているのはやはり「リズム感」です。
こればかりは運動神経と同じで、個人差というものは少なからずあるでしょう。ただ、それを決めつけてしまったり、言い訳にしてはよくないことです。
ちなみに・・・ギターを弾くことに夢中になりすぎて、音符の長さが理解出来ていない方は「リズム感うんぬんではなく、そこの勉強から必要になります。」
実は音符の読み方をおろそかにする方が多いのですが、実はここ「重要点」です。
本来なら自分で家でできる程度の曲でも「弾き方を講師に聞かなくてはわからない」という状況になってしまいます。これって凄くもったいないですよね・・・。
なので、今回の記事で大事なことは「音符の長さは自分で理解できる」「リズム感を鍛える」ということです。
リズム感を鍛える方法はまた別記事で書いていこうと思います。
まとめ
今回も講師目線で書いてきましたが、「趣味」であれば時間を割くのが難しかったり、やる気が起きない日もあるでしょう。なのでマイペースで練習していくことは何も否定しません。ただ、上達速度に不満を感じているのであれば、それは単に「練習時間が少ない」ということが原因と言えます。これはギターを習っていても、独学でも同じことが言えます。そのうち、リズム感についても記事を更新していきますので、乞うご期待。