私はありがたいことに常に数十人の受講生を持つことができ、音楽で生活することができています。
そこには教室の集客であったり、自分のレッスン内容に満足して来てくれている生徒さんがいるおかげなのですが、常に意識していることとは
「生徒さんの気持ちになって常に物事を考えていることです」。
大体の方はギターや音楽を楽しむ目的で来られているので、講師という立場はなるべく効率よく上達出来るようにアドバイスしなければなりません。
そのためにはギター初心者の方にいくつかのポイントを押さえてもらっています。
私がギター初心者へまず最初に教えること
まずはギターといえど楽器なので、初めに「弦」と「フレット」についての説明をします。
言ってしまえば、「どれが○弦、鉄の棒がフレットという名前だよ〜」みたいなことですね(実際はもっと丁寧に教えています)
そこからは「ドレミファソラシド」を1オクターブだけ教えます。
本当は3オクターブ位までは定期的に続けていきたいのですが、「生徒さんが飽きてしまう」んですね。
当然、僕らも生活がかかってくるので、入会後すぐに辞められては困るわけです・・・。
そこでバランスをとって教えていくしかないんですね。生徒さんが飽きずに、且つ目に見えて上達出来る方法を。
そうなると早々に単音の練習を終え、いくつかのコードとストローク(右手の弾き方)を教える手順へと進みます。
4つのコードと4つのストロークパターン
このあたりまでは「生徒さんも始めたばかりでやる気があるのでサクサクと進むことが多いです!」
そして、タイトルで書いた4つのコードとは具体的には
「C、Am、Dm、G7の4つのコード」を使います。
いわゆる循環コードというやつですが、このコードを右手のストロークを変えながら繰り返し弾きます。
右手の4つのストロークのパターンを以下にまとめます。
1、4分音符のみをダウンストロークで弾く
2、8分音符のみをダウン、アップの順番で弾く
3、4分と8分音符どちらも入るパターンで弾く(タンタタ,タタタタ)
4、3のパターンの2拍目と3拍目の間にタイが付く(タンタタ〜タタタ)
(4)に関してはダウンに一回空振りが入るので、結構苦戦する方が多いと思います。
でもこの(4)のパターンが弾ければ、世の中の曲の6割位はコード弾きできちゃうんですけどね。
動画で解説したので、貼り付けしておきます。
ここまで教えればやっと曲に入っていくことになります。1ヶ月未満で出来る人もいれば2ヶ月位かかる人もいますが、最初の第一歩となるので頑張って習得してください。
まとめ
講師によって考え方、進め方も様々です!なので、あくまで私の場合と思ってください。とはいえ、毎回のように「先週って何やってたっけ?」とか「ごめん!楽譜忘れた」とか言う講師がいたならば中々にやる気のない先生だと思います・・・。そういった場合はもっとあなたを大切に考えてくれる先生探しをした方がいいかもしれません。