今回の記事は講師歴17年の私が「今後のレッスン業界はどうなっていくのか?」
予想を書いてみようと思います。
正直、なかなか厳しい意見しか思いつかないのですが
せっかくなら好きなことで食べていってほしい!との思いで書いていきます。
2020年以降のレッスン業界予想
まず、結論を書いてしまいますが、これからの「講師業」という仕事は一層厳しくなっていくのではないかと思います。
それは何故か?
やはり2020年春からのコロナ禍の影響が大きいと言わざるをえません。
私に関していうと、消費税が10%に上がった時も少し受講生の数は減りました。
言い換えると、「社会的な変化の影響を結構モロに受ける!」ということになります。
これは音楽講師に限らず、塾講師や指導する立場の職種の人は大体当てはまってくると思います。
それではどうすればいいのか(?)
深掘りして解説していこうと思います。
【今後のレッスンのあり方】
やはり、対面を伴わないレッスン形式といえば「オンラインレッスン」が出てきています。
私も行なっていますが、まだ今の時代だと「画期的だと思う部分」と「難しい部分」が混同している状況です。
以下、まとめてみます。
◆オンラインレッスンのメリット
・講師も生徒も家で済ますことができる
・最低限ネット環境のあるPCのみで始められる
・譜面や資料はデータ化できる
◆オンラインレッスンのデメリット
・ネット環境次第では映像の乱れ
・音声の時差が起こり得るので、セッションなどはやりにくい
・教えるのも教わるのも言葉での説明がメインとなって伝わりにくい
・パソコンを持っていない人は買う必要がある
・機材を整えないと音質も悪い
これからの時代、自宅で受講できるというのは最大のメリットだと思います。
時間や交通費を節約できるのはとても素晴らしいです。
ただ、まだまだ高音質でリアルに近い授業を提供するのは難しいですね。
※講師、生徒ともにお金をかけて環境を整えれば近づけることはできるでしょう。
演奏業は今後どうなっていくのか【後悔しないためにも・・・】
私は最近演奏活動をしていなかったので、収入には直接影響はしていないのですが・・・
やはり、有名アーティストを含めミュージシャンはとても厳しいと言わざるを得ません。
この先、コロナの心配がいらない生活に戻る事ができれば、再び再燃される可能性も高い分野だとは思うのですが、しばらくはこの状態が続くのではないか(?)と予想しています。
実際、私の周りのジャズ系ミュージシャン、クラッシック奏者、これらの演奏で普段の生活費を稼いでいる人はとても厳しい状況に立たされていますね。
それではどうしたらいいのか(?)
私自身も収入は減りましたが、そこまでの激減はせずに済んでいます。それは何故か・・・。
収入の柱を何本か持っておく
私は普段から講師業での収入を100%としていません。
何故かというと、私は昔から危機感をもっていて
「何かの時に仕事を失ったら収入源が0になってしまうから」
これからはこの事を頭に入れた上で音楽と関わっていった方がいいと思います!
というか、そうしていかないとかなりリスクが高いですよ!ということを伝えたいです。
具体例を挙げてみると
仮に30万円の月収を得たいとして
「20万円は講師業で稼ぐ、残りの10万円は他のことをして稼ぐ」
ポイントは残りの10万円なのですが、それは音楽業界でも構いません。
つまり、1社から報酬を得るのではなく、何社から報酬を受け取れるようにしておきなさい。ということです。
「1社にコミットして働きなさい」という概念はフリーランスの我々にはないのですから。
なので、これからの音楽業界の働き方は工夫が必要です。しかし、こういう変化の時というのはビジネスチャンスであったりもするわけです。いかにアンテナを張って、情報をインプットできるかが重要になってきます。
まとめ
少しビビらせてしまうような書き方だったかもしれませんが、これが現在の私の周りでの音楽レッスン、音楽業界の現状です。
今回の記事をまとめます。
・講師業は社会の変化にものすごく影響を受けやすい
・オンラインレッスンも浸透しつつある世の中
・収入口を複数作っておく
・変化の時がビジネスチャンスでもある
上記のことを頭に入れて、これから講師業を始める方は挑んでください!
違うブログでは「音楽をしながらビジネスをしていく方法(現在の私)」なども書いています。
興味のある方は私のこちらのブログもご覧ください。