これからギターを始める方や、初心者の方は「ギター教室で習いたい」という方も多いでしょう。
ただ、「どこの教室にしたらいいか分からない・・・」となりますよね。
当記事では講師歴17年の私が色々と知っている事は全てお話します。
決して無駄にはならない知識だと思うので、ぜひ読んでいってくださいね。
また、知り合いでギター教室を探している方がいれば是非アドバイスをしてあげてください。
※ブログ最後に動画でも解説をしています
自分に合った音楽教室の探し方
いきなりですが、今回のテーマ【大手の教室】&【地域の教室】の比較をしてみます。
大手の音楽教室の特徴
ここでは主に全国展開をされているヤマハ音楽教室のエレキギター科を取り上げます。
◆特徴
・講師陣は同社が主催する講師選定試験に合格した人
・大手なので人員は多く、サポートは充実してる(あくまで従業員も人なので、態度悪い方もいるでしょう)
・カリキュラムは同社の教材を購入し進めていく
・発表会の回数が多い
・受講生が多いので、グループレッスンなども充実している
・月謝は高め/レベルによって月謝が上がっていく制度も・・・
・楽器を持っていない場合、ヤマハ系列のお店で買わされるでしょう(大手の島村楽器さんも同じです)
地域の音楽教室の特徴
私も関西のいくつかの音楽教室で稼働をしています。(年内で辞めて起業しますが)
◆特徴
・講師陣はその地域で有名・活動をしているギタリスト(試験はないことがほとんど)
・マンツーマンレッスンが多く、授業の進め方も生徒のやりたいことに合わせられる
・発表会は年に1〜2回ある
・グループレッスンは少なめ
・月謝は大手に比べれば安め
こんな感じでそれぞれの特色が分かれています。
【結論】
ここまでの内容を一旦まとめます。
ー大手の教室ー
ヤマハなどの大手でギターを習うと、カリキュラムが組まれているので「別途購入させられる教材」で進めていくことになります。
教材にはエリッククラプトンの曲をかっこよく弾こう!!などとありますが、この教材も昔から使われているものですし、
正直、教材すら「今の時代に合っていない」と感じています。
というよりかは、ずっとあぐらをかいた商売をしているなぁ・・・。と感じざるを得ません。
エリッククラプトンは確かに私も尊敬する名プレイヤーですが、今の時代の需要とはズレが生じているのは間違いありませんね。
大手はそれでもお客が来るので、なかなか10年前からシステムは根本的に変わってはいないです。
(月謝は受講生のレベルで変わってくる、教材購入、教材内容などなど)
完全に効率だけを重視した、【仕組化されたビジネス展開】ですよね。
ー地域の音楽教室ー
地域の音楽教室の方が柔軟性を意識しているので、私が稼働している教室ではオリジナルの教材などはなく、各々好きなことを要望され、私自身はそれに応えています。
ただ、講師陣は試験などもなく基本的にはコネで就けるような職種でもあるので、先生の質という点では大手に比べると落ちる可能性もあるわけです。
特にカルチャー教室の講師ともなるとピンキリです。
料金は最近では大手とそこまで大差ないくらいにはなってきていると思うので、月謝は1万円でお釣りが来る程度でしょう。
一番コスパに優れているレッスンは?
一番コスパに優れている(お財布に優しい)受講の仕方は講師と直でレッスン契約をすることです。
今の時代、SNSなどで生徒を集める講師も多いですし、自分のお気に入りの先生がいる場合はDMしているのもいいでしょう。
教室側に中間マージンを取られないので、講師は音楽教室よりも料金を抑えてサービスを提供することができるようになります。
料金
料金は講師によって全然違ってきます。
言ってみれば講師の言い値で打ち出しているわけですから、受講生がその先生に価値を感じているのであれば、高くても受講する意味はあるのではないでしょうか。
一応相場も上げておきます。
◆個人レッスン料金の相場
あくまで平均値ですが、1時間3000円〜5000円位がもっとも多いです。
この料金にスタジオ代金は別途といった感じでしょうか。
オンラインレッスンであれば、5000円を超えるのはある程度名の通った人だけでしょうし、普通の講師でそこまで取るのはどうかなぁ・・・?とも個人的には思います。
ただ、講師もビジネスなわけですから、そこは他人が口を挟めない領域ではあります。
その金額でもその先生に習いたいと感じれば習ってみるのもいいと思います。
つまり、この業界は
「サービス価格=価値 ではない」 ということですね。
何を優先するかで講師を選択して見てください。決して料金が安いからといって下手とか悪い先生ではありませんから。
まとめ
今回は大手の音楽教室と地域の音楽教室、講師との直の契約について書いてみました。今はインターネットのおかげで色んなサービスを個人で探して、受けることができる時代です。ぜひその利点をフルに活用してみてくださいね。