今回は音楽講師の方向けに
「オンラインレッスンにおける個人的なベストなセッティング」
について書いていきたいと思います。
きっと、このコロナ禍によって教室の生徒さんが減ってしまった先生も多いと思いますので、
少しでも参考になれば幸いです。
ただ、「あくまでも私自身の環境でのベスト」だということをご承知おきの上、お読みください。
✔︎ 当記事の内容
・ZOOMとシンクルームの同時使いがベストな理由
・私がオンラインレッスンで使用したアイテムについて
・レッスンをする際の手順(写真つき解説)
ZOOMとシンクルームの同時使いがベストな理由
私は数ヶ月、ZOOMにてアコースティックギターのオンラインレッスンを行ってきているのですが、
その後、シンクルームを使ってみてベストなセッティングを見つけました。
それが、今回の結論でもある
「ZOOMとシンクルームを同時につなぐこと」です。
理由を下記で書いていきます。
✔︎ ZOOMとシンクルームのメリットを掛け合わせる
まず、簡潔にそれぞれのメリット・デメリットを書いておきます。
・ZOOMのメリット・デメリット
○ 音声、映像の同時配信ができるので、レッスン時には手元の動きまでしっかり確認しながら指導できます。
× 遅延が出るので、セッションなど、講師と生徒が気持ちよく同時に弾くということは不可能に近い。
シンクルームのメリット・デメリット
○ 何より遅延が少ない(これは本当にすごいです)。個人的には電話で通話している時よりも早い感じがします。
× 映像の配信ができないので、音声のみでのやり取りになってしまう。
さて、このZOOMとシンクルームのいいとこ取りをしていくと
「音声の遅延がなく、映像でも確認ができる」
ということです。
今の時点では、ここまで出来れば、お金をとってサービス提供してもOKかな?と思います。
ただし、普段からパソコンに慣れている方であれば何の問題もないと思いますが、アプリのダウンロードなんてやったことがないという方は少し億劫に感じるかもしれません。
とはいえ、基本はZOOMとシンクルームをダウンロードし、メールアドレスの登録をするだけです。
家にいながらレッスンを提供、受講できるメリットは双方にあるので、ぜひ取り入れてみてほしいです。
今より時間を有効的に使えるようになりますよ。
それぞれのアプリは下記からダウンロードできるようにリンクしておきます。
私がオンラインレッスンで使用したアイテムはこちら
まずは、オンラインレッスンで使用したものたちですが、特別なものは一切使用していません。
結論としては、楽器本体とパソコンだけでもそこそこな音量でセッションができました。
✔︎ 今回のレッスンで私が使用したもの一覧
(通信環境:私も生徒さんも光回線の無線)
①. ギター(エレキ・アコギ)
②,. エフェクター
③. ミキサー&マイク&ヘッドフォン
④. オーディオインターフェース
⑤. ノートパソコン
①. ギター(エレキ・アコギ)・・・エレキ・アコギのどちらでもOKです。
②,. エフェクター ・・・音色を変える機械で、とくに必要なものではありません。
③. ミキサー&マイク ・・・私は一度、「ギターの音」と「声」をミキサーで調整するために通しています。
④. インターフェース ・・・安くてもいいので、オンラインの演奏時にはあった方がいいです。
⑤. ノートパソコン ・・・私はMacを使用しています。
使用したアイテムは上記のような感じです。
ただし、極端な話、楽器とパソコンだけでもレッスンはできてしまうと思います。
あるいは、
エレキギターの場合はアンプで鳴らした音をパソコンの内蔵マイクで拾うというやり方ですね。
遅延もなく、レッスンならできるレベルの音質と思います。
✔︎ 使用した商品の一覧
念のため、楽器以外のアイテムをリンクしておきます。
✔︎ ミキサー
リバーブなどのエフェクトも入っていて、何より操作感が抜群。ベリンガーで充分です。
✔︎ インターフェース
初心者の方であれば、こちらもベリンガー製品で充分です。
✔︎ パソコン
何でもいいと思いますが、あまりに古いパソコンは映像などの通信が重たくなるので、Macのノートがオススメです。
2020年現在、最新のMacBook Air 私もほし〜。
✔︎ ヘッドフォン
個人的に超オススメのノイズキャンセリングヘッドフォン。現在、大人気のアイテムです。
レッスンをする際の手順
ZOOMはすでに使われている方も多いと思いますが、
アプリを起動させると、「新規ミーティングを作成するページ」にいくので、そこをポチッとクリックすればパソコンのカメラが起動して、画面に自分の顔が映ります。
誰でも簡単にできるので、ZOOMを触ったことのない方も安心してください。
上記画面の「新規ミーティング」をクリックした後は、「招待」というところをクリックします。
すると、このミーティングの招待コード(URL)が発行されるので、これを相手のお方に送ってあげましょう。
これでZOOMの準備は完了です。
次は「シンクルーム」です。
パソコン上にはこのようなアイコンで表示されるシンクルーム。
このアイコンをクリックすれば、すぐにメイン画面へと進みます。
基本的にやることといえば、
「ユーザー名」、「ルーム名」、「パスワード」、「ルームをつくる」と進むだけです。
ルームを作成した後は、相手に「ルーム名」と「パスワード」を伝えるだけです。
✔︎ 受講側の作業
受講側は送られてきた「ルーム名」と「パスワード」を参考に、上記写真の「ルーム一覧」から
「該当するルーム名を探し、パスワードで入室するだけ」です。
後は入室したメンバー(講師と受講生)で音量調節などをおこなえば、準備は完了です。
「ZOOM」と「シンクルーム」はそれぞれ横に並べる形で画面配置しておけば便利だと思います。
✔︎ セッションにも最適な「ZOOM」と「シンクルーム」の同時使い
レッスンだけではなく、セッションにも「ZOOM」と「シンクルーム」の両方使いはオススメです。
理由は、セッションはアドリブ演奏があるので、
「自分がアドリブソロを終了したい時は、メンバーの顔を見て合図をしなければいけないから」です。
「シンクルーム」だけの使用だと、音声のみなので合図が送れません・・・
そこで、「ZOOM」との併用をすると、相手に視覚的な合図を送ることが可能になります。
一台のパソコンで全て完結できてしまうので、どうせ音合わせをするなら、同時使いが圧倒的におすすめですよ。
まとめ
今回はオンラインレッスンを考えている方向けに記事を書いてみました。さらにはセッションにも使えるアイデアなので、ぜひみなさんも一度試してみてください。私のオンラインレッスンも基本はこのスタイルで実施していこうと思っています。